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おうちしごと日報

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「百年小説」

大きな本なので、寝転がって読むことはできません。
電車の中で読むこともできません。
机の前に座って、居住いを正して読み始めなくては…。

百年小説

森鴎外 / ポプラ社


15/100

書店で見かけたとき
「やたらとおっきな本だなぁ。でも箱がきれい~~」と
気になってはいたのですが、その大きさと値段から、買うことはかなわず
図書館に予約して読みました。
借りて持って帰るのも大変でしたよーー。

明治から昭和初めにかけて、森鴎外から太宰治まで51人の短編を
1冊に集めた本です。
今年は古典、名作を読むっていう目標をいっぺんにこなそうという目論見。

その作家の代表作ではないけれども、なんともセンスの良いセレクトでした。
と言っても、この中で私が読んだことのあるのは夏目漱石「夢十夜」、
泉鏡花「外科室」、中島敦「山月記」の3つだけ。
「夢十夜」はわたし、漱石の中では一番好きな作品なので納得だけど
「外科室」は泉鏡花の中で一番どうでもいい作品だったりする。(笑)

他の作家も(名前も知らない人も結構いたけれど)、
「これは読んだことなかったなー。でも読めてよかった!」ってのが多かったです。
徳富蘆花とか、岡本綺堂とか、内田百閒とか
自分では選んで読まないだろうってのが思いのほか良かったです。


この本が自分の本棚にあると幸せだろうなー。
でも大きいし、高いしなー…。うーん。

同じくポプラ社からは世界文学21編を集めたでかい本
「諸国物語」ってのも出ているらしく、こちらにも興味があるのですが。さて。
by yurinippo | 2009-03-02 16:08 | book