おうちしごと日報

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「カラ兄」読了…

過去記事を繰っていたら読み始めたのは去年の8月だって!!

カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)
ドストエフスキー / / 光文社
カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)
ドストエフスキー / / 光文社
カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)
ドストエフスキー / / 光文社
ISBN : 4334751237
カラマーゾフの兄弟 4 (光文社古典新訳文庫)
亀山 郁夫 / / 光文社
ISBN : 4334751326
カラマーゾフの兄弟 5 エピローグ別巻 (5) (光文社古典新訳文庫)
ドストエフスキー / / 光文社
ISBN : 4334751334


私同様、新潮文庫版の原卓也訳で挫折した人が多いらしくてちょっと安心。(笑)
亀山訳は読みやすい!と評判だった…はずなのですが
第1部と第2部で大苦戦を強いられました。たぶんここで半年以上費やした。

つらかったのは、最初のうち、登場人物のうち誰も好きになれなかったことです。
父のフョードルはもちろん(殺されて当然、のような人物に描かれている)
後先考えず激情型で浪費家の長男ミーチャも、冷徹な次男イワンも、
純情でやさしい三男アリョーシャでさえ、なんだか好きになれなかったんだもん。

第2部に入って、それぞれの内面を描き出し始めても、
彼らったらすぐに興奮して長いセリフを言い始めてしまい、
私はどうもそのテンションについて行かれず大変な思いをしました。
「プロとコントラ」で、イワンの語る「大審問官」と、ゾシマ長老の物語を読んでようやく
重層的なこの物語の魅力を理解し始めた感じかな。
第3部以降は一気に物語がクライマックスに向けてなだれ込むのでスイスイ読めました。

巻末の「読書ガイド」、エピローグ後の「解題」にずいぶん助けられました。
あと、しおりに登場人物が記してあるのが、
聞きなれないロシアの名前による混乱を防いでくれました。
「父称」というものの存在を知っただけで、かなり人物の関係が分かりやすくなった。

あんなに最初苦労したのがうそのように面白かったのです。
しかも最後には、あんなに嫌いだったミーチャも大好きになってしまい、
ケチなスケベなタヌキ親父フョードルさえも
なんだか愛すべき人物に思えてくるのが不思議。

で、読みきって少し自信がついたので、
今後はいわゆる「古典」にも、手を出してみようかなー、と思いました。

なんだかあまり内容の感想になっておらず申し訳ないです。

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by yurinippo | 2008-05-26 18:24 | book