2008年 03月 01日
「ユージニア」
本読み復活! …かな?
久しぶりの恩田陸さんです。
ユージニア
恩田 陸 / / 角川書店
ISBN : 404873573X
凝った構成、神秘的な美少女、独創的な比喩の数々…
恩田陸らしさ全開の1冊。
物語の舞台は間違いなく金沢だけど、金沢という地名は一度も出てきません。
「黒と茶の幻想」で屋久島という地名が一度も出てこなかったみたいに。
それから、いろんな関係者の証言で構成されている点、
「Q&A」のようでもあります。
過去に読んだ本の題名がスラスラ出てくるの、これタグのおかげですね~。
私の記憶力だけではこうはいかなかった。(笑)
事件の関係者でもあった少女が、大きくなってから事件について取材をし
本を書きます。
でも事件は、あの夏で終わりではなかった。続いていたのです。
真犯人をずっと匂わせながら、簡単に結論には到達できません。
なかなか面白い本だったけど、私の読んだ恩田陸作品の中では中くらいかなー。
あまり手の込んだ物語だと、どうも読んでて不安感が募るのです。
「大事な伏線を見落としていたんじゃないか」とか
「え、誰と誰が知り合いなんだっけ?」とか。
単に私の注意力不足のせいですかね。
なのでほんとは、恩田さんの本はシンプルなくらいのが好きなんだなー。
贅沢だけど。
10/100
久しぶりの恩田陸さんです。
ユージニア
恩田 陸 / / 角川書店
ISBN : 404873573X
凝った構成、神秘的な美少女、独創的な比喩の数々…
恩田陸らしさ全開の1冊。
物語の舞台は間違いなく金沢だけど、金沢という地名は一度も出てきません。
「黒と茶の幻想」で屋久島という地名が一度も出てこなかったみたいに。
それから、いろんな関係者の証言で構成されている点、
「Q&A」のようでもあります。
過去に読んだ本の題名がスラスラ出てくるの、これタグのおかげですね~。
私の記憶力だけではこうはいかなかった。(笑)
事件の関係者でもあった少女が、大きくなってから事件について取材をし
本を書きます。
でも事件は、あの夏で終わりではなかった。続いていたのです。
真犯人をずっと匂わせながら、簡単に結論には到達できません。
なかなか面白い本だったけど、私の読んだ恩田陸作品の中では中くらいかなー。
あまり手の込んだ物語だと、どうも読んでて不安感が募るのです。
「大事な伏線を見落としていたんじゃないか」とか
「え、誰と誰が知り合いなんだっけ?」とか。
単に私の注意力不足のせいですかね。
なのでほんとは、恩田さんの本はシンプルなくらいのが好きなんだなー。
贅沢だけど。
10/100
by yurinippo
| 2008-03-01 17:01
| book