おうちしごと日報

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「名もなき毒」

ハイ、今日3冊目の本の記事です。(笑)

もう半年も待たされているので、
まだまだ来ないだろうとたかをくくっていたら来てしまった!
「誰か」を読んでいないというのに…。
「次の予約も入っているので、読んだらすぐに返してくださいねー」
と言われたので、仕方が無い、こちらから先に読みます。

名もなき毒
宮部 みゆき / / 幻冬舎
ISBN : 4344012143

その本の実力を分子、期待値を分母とすると、
待たされた分だけ分母が大きくなってしまったこの本の評価は
ずいぶんと損なものになりそうです。

でもさすが宮部さん、読み始めたらページを繰る手が止まりません。
人の心に潜む毒、土壌汚染の毒、そして連続殺人事件の犯行に使われた毒。
さまざまな毒が登場しますが、どれも負けず劣らず怖いですねぇ。

主人公が、事件にやたらと首を突っ込んでしまうにもかかわらず、
自分や家族も事件に巻き込まれてしまうのにもかかわらず、
何故こんなにも傍観者然としているのでしょうか?

確かに、毒殺って、「邪魅の雫」を読んだときにも少し触れましたけど、
数ある犯罪の中でも「毒を盛る」行為と「誰かが死ぬ」結果の間の
因果関係がちょっと薄いような気が。
だからかなぁ、被害者のダメージに対する責任の所在があいまいで
すごくやり切れない結末になりがち…なところを上手くきれいに解決するために
婿殿の情けなキャラが役立つのかも。
だから、あれでいいのかも。

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by yurinippo | 2007-10-31 16:46 | book