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おうちしごと日報

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「キップをなくして」

3つ連続で本ネタ!昨日立てた今年の目標「1年間で百冊」も順調に行きそう。今だけかな…。
キップをなくした子供は駅から出られない…出られない子供はどうなるか?
ってとこから始まる、ファンタジーのようなお話です。

キップをなくして
池澤 夏樹 / / 角川書店
ISBN : 4048736035


池澤夏樹は最近作風が変わってませんか。
一時期「南の島」系の小説や紀行文・エッセイが大好きだったとき片っ端から読んでたんですが、これはかなり毛色の違う感じ。でもなぜかちゃんと池澤夏樹っぽい。

そして、このお話には、私の涙腺を刺激する最大のポイントである
「子供が死んじゃう」場面が出てくるのですよ。…ええ泣きましたとも!
まるで条件反射のようだな。パブロフの犬。

小学生にも十分理解できる平易な文体。なので子供と一緒に読むのもいいかもしれません。
高学年なら夏休みの読書感想文にもいいかもね。
仲間と出会い、成長し、そして別れを経験した子供は一回り大きくなって帰ってくることでしょう。
子供に「死」を説明するのってとっても難しいけれど、こういう説明の仕方もあり。

うちの子も「ステーション・キッズ」に入れてやりたいと思った。
by yurinippo | 2007-01-15 19:07 | book