おうちしごと日報

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2010年に読んだ本ベスト10

新春恒例(?)
おうちしごと日報的 2010年の本ベスト10です。

例年ここで新年の抱負など述べるところなのですが
紙面の都合で割愛させていただきます。
...本当は去年の目標が全くダメだったので恥ずかしいからです。

とかいうと去年の目標がなんだったか気になりますか?
ではこちらからどうぞ。→2009年に読んだ本ベスト5

ま、後悔はしても反省はしない(そりゃダメだろ)、懲りない私ですので
今年も100冊くらいを目安に読むと思います。
無理せず読めるのがちょうどそのくらいなのです。
本好きの方、yurinippoへのおすすめ本どうか教えてくださいね!
好き嫌いは少ないほうですので。

では早速始めましょうか。

あ、
これも毎年言ってますが、
2010年にyurinippoが読んだ本、であって、
2010年に出版された本、とは限りません。何冊かはあると思いますが。


第1位。
町田 康
中央公論新社
発売日:2008-02

分厚いけれども河内弁のリズムと軽妙な文体で一気に読ませる。
町田康はやっぱりスゴイ!

↑1位にしてはやけにあっさりとした感想ですね!びっくりした。
これはブログにちゃんと感想書いてました、かろうじて。→こちら


第2位。
自分だけで完結していた少年時代から、
継母という他者を得て大人になり始める。
美しい痛みに満ちた成長物語。

ナポリ湾に浮かぶ小さな島で過ごす
一人きりの少年時代の描写が涙が出るほど美しい。

これはホント好き。
「アルトゥーロの島」と「モンテ・フェルモの丘の家」の2作収録されているのですが、
とくに「アルトゥーロの島」が最高でした。
感想は →こちら


第3位。
小川 洋子
文藝春秋
発売日:2009-01-09

小川洋子さんほど喪失感を美しく描く作家はいないと思う。切なくて温かい読後感。人生に本当に大切なものは、ほんの少しでいいのだ。それが広い宇宙とつながってることを知っていれば。

小川洋子さんはどの本も大好きなのですが
これは特に!
このあたりから、
blogとブクログの両方に感想書くのが大変になってきて、
ブクログの方に吸収合併しちゃってるんですよね...






ふと思ったのですが、
100冊読んでベスト10選んじゃったら、
10冊に1冊はベスト10入りですねぇ。
なんて大盤振る舞い!!いや、賞金とか全く出ませんけど...

細かいことは忘れて第4位。
久坂部 羊
幻冬舎
発売日:2003-05

高齢者医療に携わる医師が、患者の苦痛と介護者の負担の軽減を目的に、麻痺した四肢(廃用身)を切断する治療を施す。
患者や介護者は喜ぶ一方、切断に生理的嫌悪感を持つ世間からは非難を浴びる。

フィクションだとわかって読んでいるのに、うっかりしてるとノンフィクションと錯覚してしまう。それ程までにリアル。
医師の良心とは何か。遠からずやって来る介護崩壊に有効な手だてはあるのか。ショッキングで先進的な医療は人々に受け入れられるのか。
という深刻なテーマを扱ってるのにどんどんページがすすみました。

介護の当事者と、そうでない人々の間の大きな意識の違い。わが家も自宅介護をずっとしてたのですごく良くわかりました。



第5位。
池澤 夏樹
朝日新聞社
発売日:2003-09-19

明治の北海道に入植した和人と、滅びゆくアイヌの一時の絆が切なく美しい。重いけれども暗くなく、ページをめくる手が止まらなかった。


第6位。
ラリー バークダル
あすなろ書房
発売日:1997-10

悲しい出来事があった時には、その意味を考えようと思いました。
一生大切にしたい本。


第7位。
森見 登美彦
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日:2010-05-29

確かに子供のころは、世界はワンダーに満ち溢れていたものです。賢くて優しいアオヤマくん、いい子だ!


第8位。
私のこと書いてんのかな、それとも私に向けて書いてんのかな、って思うくらいぴったり来た。山崎ナオコーラさん、あなたが遠くのたくさんの人に向けて書いた本は、ちゃんとここに届きましたよーって叫びたい。

感想はこちら

第9位。
とっつきやすい、わかりやすいドラッカー。ちょっと本題とは違うかもしれないけど、その商売が好きってのと「マネジメントの成功→目標の達成」とは別物ってことに気付いたのが収穫。


第10位。
結城 浩
ソフトバンククリエイティブ
発売日:2009-10-27

ユーリ、テトラちゃんとの話はなんとか分っても、ミルカさんとなるともうお手上げ。式は飛ばして読んでました。
作中でも何度か言われていたけど、最後のほう、「意味の世界と形式の世界を行き来する」あたり、コンピュータ言語とよく似ているなぁと。
文系の私でも楽しく読めました。図書館で借りたのだけど、やっぱり手元に置いて数式を良く見たい。文庫になればいいのに。

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by yurinippo | 2011-01-05 14:49 | book