おうちしごと日報

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青空文庫 読書日記

前回の記事で、iPhoneに豊平文庫という青空文庫リーダーを入れて
いろいろ読んでいる、と書きました。

少したまってきたので(読んだことを)忘れないように
記録しておきます。

坂口安吾「桜の森の満開の下」
季節外れ感は否めませんが、
ずいぶん前に読んだ森見登美彦「新釈 走れメロス 他4篇」の中に
「桜の森の満開の下」の新釈(?)が入っていて
原作の方も気になっていたのです。

怖くてきれいなお話でした。
満開の桜は確かに、人の心を惑わせる何かがある!
それを鬼と呼んでもいいし。

89/100

坂口安吾「白痴」
続けて坂口安吾もう1作。
世の中を斜め上から見てるようなクールな視線と
べとべとした皮膚感覚が同居している。
不快な描写が連続するそのさきに
わずかながら爽快感があるのはなぜかしら?

90/100

夏目漱石「三四郎」
三四郎って草食系男子だったのか!(笑)
多分、地方からやってきた東大生はいまでも
不安とか劣等感とか片思いとか抱えながら
三四郎池の周りをぐるぐる回ってるに違いない。
建物の高さと密度は全然違うけど、
明治からあまり配置が変わらないのも驚き。

登場人物たちが彼の周りの若い女性を評して「イブセン的」というので...

91/100

イプセン「人形の家」
↑の「三四郎」の中での「イブセン的」の意味は
勝ち気な女性、くらいの意味だろうけど、
「人形の家」のノラの扱われ方はひどいな。
女性解放の文脈で読むのは時代遅れみたいな気がするし、
しかしこの夫婦のような関係は今でもありそうな気がするし。

92/100
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by yurinippo | 2010-12-22 22:43 | book