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おうちしごと日報

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「爆発道祖神」「冥談」「平成お徒歩日記」

またちょっと間があいてしまいました…。
実は先週うちの夫がバイクで事故にあってしまい、
仕事も休んで家で松葉杖生活なもので、
私も生活のリズムがすっかり変わってしまい、
パンやお菓子を焼いたり全然しなくなってしまいまして。

幸い怪我のほうは大事には至らず、足首ギプスで固定されているものの
しばらく自宅療養(全治一カ月だそう)で済みそうです。

すごく不便で退屈そうではありますが。
しかも懲りずにバイク雑誌など眺めておりますが。

さて、そんな中でも本だけは読んでおります。
病院の待ち時間や、夫が暇にあかせて私の全然興味のないTVなど見ている間に
ものすごく読書がはかどります。(笑)

爆発道祖神

町田 康 / 角川書店


45/100

これ懐かし~!
かれこれ10年以上前、
新聞の夕刊に連載されてて、毎週楽しみに読んどりました。
著者による一枚の写真と、
その写真に触発された(?)掌編なのかエッセイなのか。

今読んでも面白かった。っていうか、
文体はものすごく覚えているのに内容をすっかり忘れていたので
まるで初めて読んだような楽しさ!
写真もちょっと寂れた裏通りっぽい感じで良いです。

冥談 (幽BOOKS)

京極夏彦 / メディアファクトリー


46/100

短編集です。
読んでるときはそれほど怖いとは思わなかったのですが、
ぜんぶ読み終わって、これらの共通点が
「生きているのか死んでいるのか分からないことの怖さ」
なのだと気付いたら、
何だか日常と隣り合わせに
「生きているのか死んでいるのか分からない状態」
がありそうな気がしてきて怖くなりました。


平成お徒歩日記

宮部 みゆき / 新潮社


47/100

宮部さんの時代モノが好きだし、お散歩好きだし、下町好きだし、
ってことで楽しく読みました。
題名ほど真面目でもなく、取材をかねた観光旅行で歩きが多めって程度。
ただマネして歩きたくはならないですね。
史跡を巡るというよりは、古地図と今の町を重ね合わせて想像する
『ブラタモリ』のような感じでした。

平成とはいえ12年も前ですから、写真(の服)やエピソードが相当古いような。
↑の「爆発道祖神」がぜんぜん古びないのに比べると、
やや時代を感じてしまいました。
by yurinippo | 2010-07-15 11:00 | book