おうちしごと日報

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「嵐の夜の読書」

私はまた読みたい本リストを長くするつもりなのだろうか。

嵐の夜の読書

池澤 夏樹 / みすず書房


44/100

また書評というか、読書案内的なものを読んでおります。
ここに紹介されている本のうち、
私の読んだのは大江健三郎と梨木香歩しかなかったです。
読んでみたい本はたくさんありましたが、
簡単に手を伸ばせなさそうなのも多かった。

池澤夏樹さんは、本を読んでいる、というよりは
本を通して世界を読んでいる、といったほうが正しいのではないかと思いました。
本は、世界をのぞき見るための顕微鏡、あるいは望遠鏡。

いい顕微鏡や望遠鏡を選ばないと対象をきちんと見ることはできない。
だけど、その顕微鏡や望遠鏡を使って何を観察するのか、
ってところが、よい書評かどうかの分かれ目なのではないかと。
時には望遠鏡を逆さにのぞいたりして。

その点、池澤夏樹さんは「世界」なんて
広すぎてとらえどころのないものを相手にしているにもかかわらず、
ちゃんとどこにレンズを向ければいいのか知っているみたいです。

読みたい本リストが少し片付いたら(ってそんな日は来るのだろうか)
ここに紹介されている本を片っ端から読んでみたい。
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by yurinippo | 2010-07-06 11:10 | book