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おうちしごと日報

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オルセー美術館展2010 ポスト印象派

あじさい寺↓と同じ日に、行ってまいりました。
私、印象派に「新印象派」だの「ポスト印象派」だのいう
区分があることさえ知らないで観に行ってましたが、
でもオルセー美術館の大改修を機にたくさんの作品が来ていて、
大変に見ごたえのある展覧会ではありました。

その代り、ものすごく混んでいました。平日にもかかわらず。
日曜美術館で紹介された直後だったのかな?
きっと私のようなミーハー(死語?)にわか美術ファンが大勢押し掛けてきていたのでしょうな。

混んでて良く見えない、と監視員のお姉さんに大声で食ってかかってるおじさんもいました。
「金払って見に来てるのに」というのはそういう人たちの常套句ですが、
お金を払ってるのは絵を見ることに対してであって、
監視員のお姉さんに大声出してうっぷんを晴らすことに対してではないはず。
「入場制限をすればいいんだ!」とも言ってましたが、
炎天下、外で1時間並んで待たされている自分、ってのは想像してないんでしょうね~(笑)

静かにゆったりと展覧会を楽しみたい気持ちは
ひじょーーーーによく解るのですが、
その雰囲気を率先してぶち壊さなくてもいいじゃないか。


ま、そのようなカオスの中にあっても、比較的空いてる絵というのもありまして、
私が見たかったゴーギャンとかルソーはちゃんとゆっくり見られました。

そして同様に、モーリス・ドニとか、エドゥアール・ヴュイヤールとかの
「ナビ派」(この言葉も良く知らなかったのですが)のところも空いてて、
よーく見てたら私こういうの好きだってことに気付きました。
シンプルな線、ベタ塗りのような色、
かろうじて風景画なんだけどどうも何か違うことを言いたそうに見えるんです。

って、絵の見方もよく解らない素人が生意気言ってすみません。
こういう絵が好き、ってこと言いたいだけです。

作品の点数が多かっただけに、
もしこの展覧会が空いていたら、
前半の、モネやスーラやセザンヌやゴッホを熱心に鑑賞し、
おそらく後半の「ナビ派」や「象徴主義」は、
疲れてしまって半分くらいの熱心さしか持たなかったかもしれないので、
かえって混んでてよかったのか。とさえ思いました。
(負け惜しみも20%くらい入っていますが)


オルセー美術館展2010 「ポスト印象派」
の公式ホームページはこちら

8月16日までだそうです。
by yurinippo | 2010-06-23 17:39 | art