おうちしごと日報

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「アジアまぼろし画報」

可愛い表紙の鯛の絵に惹かれまして。

ん?鯛だよね?鯉じゃないよね?釣ってるもんね。

アジアまぼろし画報―『ASIA』で見るニッポン

荒俣 宏 / 平凡社


28/100

「ASIA」という雑誌が、昔アメリカで発行されてたそうなんです。
そのまんま、アジアのこと写真と文章で紹介する雑誌なんですけどね。

このカバーページの絵が素晴らしい。
フランク・マッキントッシュによるものなんだそうですが
私この方存じ上げなかったもので
この大胆かつ繊細な絵にちょっと衝撃を受けました。

そしてその内容も、「アメリカ人の目から見たアジア(とくに日本)」で
ちょうど大正時代~昭和初期の風景や人が
写真とともにエキゾチックに、かつ偏見もほとんどなく紹介されているのです。
日本食が食べられなかったり、
「おんぶ」がすごく奇異に映ったりはするものの。

荒俣宏さんもおっしゃる通り
今やほとんど失われた、こうした風景を見る私たちの視線は
当時のアメリカ人となんと似ていることでしょう。

懐かしいけど新鮮。という風に感じるということは
ここに紹介されている日本は、
もうすでに私たちのものではないのですね。

ちょっとさびしいような気も。
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by yurinippo | 2010-05-26 16:51 | book