おうちしごと日報

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「中国怪奇小説集」

PCの調子が悪くてblogの更新もままなりません。
そろそろ買い替え時でしょうか…

そういう間に、何冊か本を読みました。

中国怪奇小説集 新装版 (光文社文庫)

岡本 綺堂 / 光文社


27/100

岡本綺堂っていうと「半七捕物帳」ですか。
私、「半七捕物帳」は確か読んだことないのですが、
以前読んだ「百年小説」に入っていた
ちょっと怖い短編がとても気に入ったので
これを借りてきました。

怖がりのくせに怪談好き。(笑)
「雨月物語」が好きでそのため「水滸伝」など読んだクチなので
(もうほとんど忘れましたが)
そういうの想像してたのですが、ちょっと違いました。

因果があって、オチがある。
日本の怪談話はほとんどがそういう形式ですよね。
ところがこの「中国怪奇小説集」には、
因果もオチもない話がたくさん出てきます。

どこそこで、何某さんが、こういう不思議な目に会いました。終わり。みたいな。

よく考えるとこれ怖いですね。

日本だと、恨みや未練を持って死んだ人が幽霊になるので
人に恨まれないように正直に生きて、
きちんと死者を供養している限りにおいてはまず
幽霊にたたられることはないと思うんですけど、
中国ではフツーに通りがかりの人に怪異が襲うのです。

ま、この怪異、弓矢や刀でやっつけられたりするので
そこは救いなんですけど。

思っていたのとずいぶん雰囲気は違いましたが、
日本の「天女の羽衣」や「幽霊が子どもを育てた話」に
よく似た話が出てくるので、
「雨月物語」を引き合いに出すまでもなく
中国のお話の、日本への影響はずいぶん大きかったのでしょう。

あ、「ロミオとジュリエット」によく似た話もあったので、
物語の原型とでもいうべきものは
もしかしたら世界共通なのかもしれませんね~。
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by yurinippo | 2010-05-26 16:34 | book