おうちしごと日報

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「不穏の書 断章」

はるか昔、私がまだポルトガル語専攻の学生だったころ、
名前だけは聞いたことがありました。
(でも恥ずかしながら読んだことはなかったのでした)

ポルトガル語で読むべきでしょうか?
今読んでいる、サマセット・モームの「読書案内」に
詩は原文で読むべき、と書いてあったのです。
でもこれは散文だもーん、などと言いながら日本語で読みます(笑)

不穏の書、断章

フェルナンド ペソア / 思潮社


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フェルナンド・ペソアという詩人を知る人は、とても少ないでしょう。
そもそもポルトガル文学なんて、ほとんど知られていないはず。
でもひとたび彼の作品に触れれば、
その孤独、思索、絶望の深さに驚かされることと思います。
もっと評価されていいと思う。

しかし、そんなことを書く人がいることを彼は予言しておりました。

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 おそらくある日、理解されることだろう。私が誰にもまして、今世紀の解釈者という生来の義務をまっとうしたことが。そしてそれが理解されたとき、同時代の人びとに私が理解されず、無関心と冷淡さのただなかで不幸に生きたのは何とも残念であった、と書く人もいるであろう。そしてその時代にそんなことを書くものは、私をいま取り囲む人たちと同じように、未来の時代の私の同族たちへの無理解を示しているのだ。というのも、ひとは、すでに死んでしまっている祖先たちからしか学べないからだ。そして、私たちが性の本当の掟を教えることができるのは、死者に対してだけだからだ。
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…あああ、、ごめんなさい。私エラそうでした。
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by yurinippo | 2010-03-25 23:50 | book