おうちしごと日報

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「ハワーズ・エンド」

映画は見てないんだけど、私の頭の中では
ヘンリーはどうしてもアンソニー・ホプキンスの姿でした(笑)
最初のほうは読みにくくて退屈でしたが、
中盤に差し掛かってからは一気読み。

ハワーズ・エンド (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-7)

E・M・フォースター / 河出書房新社


2/100

100年前のイギリスはかなり厳格な階級社会だったのですね。
(今もある程度はそうでしょうけど)

なので、個人の在り方をその生まれが大きく左右するという社会を
私が本当に理解して読んでいるとは思わないけれど、
この小説、かなり実用的な「他人との接し方」の指南書かもしれませんよ。

家族は深く理解しあうものだ、なんてのは幻想にすぎなくて
何年一緒に住んでいても理解しあうなんてのは無理。
でも、少なくとも自分が相手に対して寛容であり、
理解しようと努力さえ続けていれば(相手がどうであれ)結構何とかなるもの。

それを誰に対しても実践し続けるマーガレットはとても素敵だし
こういう女性が幸せになれるんですよね。。。(反省)
すごく思慮深くて「もう若くはない」なんて言っているけど
マーガレットは30歳そこそこ。
うーん、ふつうは50歳になってもこんなになれないかもしれない…。

私はといえば、
男のプライドを傷つけずに結果的には思い通りに操る方法が
何とも参考になるなぁ、、などと思って読んでいたのですがね(笑)

そして、家というものが人の魂にとっていかに大事かということ。
(ハワーズ・エンドとは田舎にある家の名前なのです)
私も田舎にある古い家に住みたいなぁ。
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by yurinippo | 2010-01-13 14:23 | book