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おうちしごと日報

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「百年の孤独」

読んだことない有名本シリーズ!
(いつからそんなシリーズが?)

百年の孤独 (Obra de Garcia Marquez (1967))

ガブリエル ガルシア=マルケス / 新潮社


72/100

文庫本「エレンディラ」を読んだあと、
次は「百年の孤独」を読もう、と思ってからもうかれこれ15年…。
いくらなんでも放置しすぎだと自分でも思う。

…もっと早く読めばよかったです、ハイ。

「マコンド」という村に住むブエンディア家の100年。
子供が生まれるたびに延々と父親や祖父の名前を付けるものだから
家系図と首っ引きで読み進めていったのですが
途中からどうでもよくなってきます。

お祭り騒ぎと葬列が繰り返される、
こんなに賑やかな家族の中にいて「孤独」なんてないだろう、
と思ったのも最初のうちだけ。

愛よりも憎しみが、希望よりも諦念が人生を支配したり
悲劇よりも喜劇の方が数倍悲しかったりするこの家では
生者も死者も心に底なしの淵を抱えています。

実はずいぶんと読みにくい文章(翻訳なのか元からなのか)なのですが
物語の激流に飲み込まれてあっという間に読み終わりました。
読後感は、、、熱帯のジャングルから命からがら逃げかえった気分。(意味不明)

読んでよかった。
でも再読するのは何年か後にしたい本でした。
by yurinippo | 2009-10-05 14:58 | book