おうちしごと日報

yurinippo.exblog.jp

「弥勒の月」「夜叉桜」「ぬばたま」

あさのあつこさん、3冊。

弥勒の月 (文芸)

あさの あつこ / 光文社


65/100

夜叉桜

あさの あつこ / 光文社


66/100

ぬばたま

あさの あつこ / 新潮社


67/100

こちらも(特に上の時代モノ2冊)Mikiさんのお薦め本~
すっごく気に入りました。
当初は「あさのさんも時代もの書くんだー」という興味だけだったのですが
どんどん引き込まれました。

飛び抜けた能力というのは、どうもあまり人を幸せにしないようで…。
頭の良すぎる同心・信二郎と、商才あふれる小間物屋店主・過去ありの清之介、
実は似たもの同士ゆえに引き合うと言うか反発すると言うか…
とても緊張感あふれる関係なのですね。

そこへ古株の岡っ引き・伊佐治のまっとうさが少し安心させてくれます。

この3人の絡みが最大の魅力ですね。
事件の謎解きも、ありきたりでもなく、奇をてらいすぎてもなく
ちょうど良い感じでした。

次回作への含みを残した終わり方なので、これはシリーズになるのかな~。


一番下の「ぬばたま」。こちらはホラーでした。
人知を超えた自然への畏れ、というとなんだか抽象的すぎるのですが
それが何らかの形を取って、山間の小さな村で生まれた人を山へと呼び寄せる。
4編からなる中短編集。どれも、山=死なのです。こわいです、山。
[PR]
by yurinippo | 2009-09-15 18:12 | book