おうちしごと日報

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「百鬼園随筆」「ノラや」

「百年小説」を読んでずいぶん経ちまして、今頃わたしにちょっとした内田百閒ブームがやってきてます。
(単に読みたい新しい本がなかなか図書館からまわって来ないってのもあるけど)

確かその時あっこがお勧めしてくれたのは阿房列車だったと思うのですが見当たらず、
とりあえず図書館の書架にあった2冊を手に取りました。

百鬼園随筆 (新潮文庫)

内田 百けん / 新潮社


38/100

「百年小説」に収録されていたのは「サラサーテの盤」でして
私にとって初めての百閒作品だったのですが、
それはなんかちょっと不思議な雰囲気で、なんとなく幻想的で、
そういう作家なのかと思って読んだところ…

全然違って面白かったです。(笑)

ドイツ語の先生のくせして辞書を売り払い、
大使館では面倒なのでドイツ語話せないふりして過ごそうとする話とか、
学生時代どうしても居眠りしてしまう先生の授業があり、
先生に申し訳ないとは思うものの、自分が教師になってみると今度は
生徒に読ませている間に居眠りしてしまい、いびきをかかなかったか心配してみたり。
百閒先生、キュートな人物なのね。

債鬼に追われる話にしても、悲惨というよりむしろ滑稽。

自分をちょっと斜め上から見下ろしてるような視点が良いのでしょうね。

ノラや (中公文庫)

内田 百けん / 中央公論新社


39/100

一方、お爺さんになった先生、返ってこない猫を心配して泣き暮らし、
その後居ついた猫も病気になれば心配で泣く。
気持ちは大変によくわかるし同情もするけれども、
やっぱり何だか可笑しいのは何故かしら。


マイブーム(死語?)続きそうなので、次は阿房列車、読もうかな。

(内田百ケンのケンの字は、環境によっては表示されないようですがご了承ください。)
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by yurinippo | 2009-06-11 18:23 | book