おうちしごと日報

yurinippo.exblog.jp

タグ:恩田陸 ( 25 ) タグの人気記事

「訪問者」

恩田陸さん久しぶりなのですが。

訪問者

恩田 陸 / 祥伝社


34/100

最初、ちょっとドキドキする感じなのですが
なんだか肩すかし。
ちょっぴり期待はずれかなー。
でもやっぱり、出てくる人がみな、頭良さそうなんだよな。
演劇的なのも恩田さんっぽいし。
[PR]
by yurinippo | 2010-06-10 18:34 | book | Comments(0)

「メガロマニア あるいは覆された宝石への旅」

恩田陸さんはたくさん読んだけれども、紀行エッセイは初めてでした。

メガロマニア―あるいは「覆された宝石」への旅

恩田 陸 / 日本放送出版協会


73/100

大仰なタイトルの割には中身はそれほどでもないのですが(笑)
駆け足の旅なのでそれは致し方ないのかも。
しかも飛行機と高いところが苦手なのに
こんなに飛行機と高いところばっかりの旅なんてねぇ。。。

確かに恩田さんの作品て、まず最初に舞台となる町や場所ありき
って感じがしてたのですが、その印象は当たっていたみたいで嬉しかった。

そしてその場所の力が強すぎると、呑まれて却って書けなくなっちゃって
悩む恩田さんの姿も興味深かった。

でもね、マヤやインカの名だたる遺跡を回っているのだから、
もうちょっと紀行文として完成したものを読みたかったな~。
[PR]
by yurinippo | 2009-10-07 17:20 | book | Comments(0)

「ネバーランド」

と聞くと、先日亡くなったビッグスターのお屋敷を思い浮かべてしまうのですがー。

ネバーランド

恩田 陸 / 集英社


68/100

分かりづらいタイトルの多い恩田陸作品の中で
このタイトルは分かりやすい方ですね。
ピーターパンが住んでいる、永遠の子供の楽園。

4人の男子高校生たちは、それぞれの家庭の事情で
冬休みに帰郷せず寮で過ごすことに。
それぞれに魅力的で、みなとても頭がよいのです。
頭がいいって、お勉強が出来るのはもちろんのこと、
生活のあらゆる場面に洞察力を発揮して、無駄な争いをしない子たちなのです。

でも、実はそれぞれに暗い秘密を隠し持っていて、
それがきっかけで最後には温かい友情が出来あがるの。

んー、若くて美しくて影のある頭のいい子同士の友情。
恩田陸さんお得意の設定です。

それぞれ生きにくい事情を抱えているにせよ、
この今、この場所だけはかけがえのない彼らのネバーランド、ってことなのね。
[PR]
by yurinippo | 2009-09-18 15:33 | book | Comments(2)

「ハブテトル ハブテトラン」

本ネタをためすぎました。。。

ハブテトル ハブテトラン

中島 京子 / ポプラ社


17/100

呪文のようなタイトル、「はぶてとる」は備後弁で「すねている、むくれている」だそうです。
東京の小学校を不登校になった男の子が、おばあちゃんのいる広島県で過ごす話。
瀬戸内海、友達との交流、淡い恋がキラキラまぶしいです。



不連続の世界

恩田 陸 / 幻冬舎


18/100

これは面白い!
そして久しぶりに、読んだ後トイレに行くのが怖くなった本。(笑)
怖いだけじゃないですけど~。
いろんな場所にまつわる連作集なので、旅をしたくなっちゃうこと請け合い。
「ハブテトル…」を読んでいたので、尾道とか行きたくなっちゃった。
あと、鳥取砂丘も。
[PR]
by yurinippo | 2009-04-09 17:01 | book | Comments(0)

最近読んだ本

本ネタをまた溜めてしまった…

狐笛のかなた (新潮文庫)

上橋 菜穂子 / 新潮社



キツネって言っただけで目がウルウルしてきちゃうのはあれですね、
「ごんぎつね」とか「てぶくろをかいに」とか「きつねのまど」とか「土神と狐」とか
キツネの出てくるお話はどうも、悲しかったり切なかったりするのが多いんですよ…

あ、でも、イソップ寓話に出てくるキツネはずるくてちょっとコミカルかも。

日本のキツネは情が深いんですかね。
最初の30ページくらいでもうすでにウルウルきちゃってました。(条件反射…笑)

と、ちょっと話はそれましたが、
「守り人」シリーズの上橋菜穂子さんだけあって、少年(狐だけど)少女が
大人の権謀術数に巻き込まれてもなお、その純粋さを失わないところがいいですね~。

102/100

いのちのパレード

恩田 陸 / 実業之日本社



恩田陸さんて、どんだけ抽斗の多い人なんだ…
一つ一つのお話も、ちょっぴり怖くて不思議な感じが素敵だけれど
これだけバラエティに富んだ物語を次から次へと繰り出してくる
その底なしの想像力ははっきり言って恐ろしいかも。

長編も短編も読ませる(中にははずれもあるけれど)作家さんは貴重ですね。
私はこの中では、岩が生えてくる村の話と、線路を走り続ける帝国の話が好きでした。

103/100


ランナー

あさの あつこ / 幻冬舎



陸上部の長距離走者の男子高校生のお話。
体育が苦手で、その中でも長距離走が一番嫌いだった私なのですが
走るところの描写がとにかく素敵で、私もその走る快楽をちょっと知ってみたい
などとつい思ってしまう。

でも隠れた主役はお母さんですかね。
お母さんの痛みが本当に胸に突き刺さってきます。
高校生の息子は本当に大人で、傷ついても苦しんでも強いなぁと思います。
大人よりも、息子の友人たちのほうがよほど分かってる。
わたしゃ、高校生の頃こんなにものを考えてなかったよ…。

104/100
[PR]
by yurinippo | 2008-12-18 10:36 | book | Comments(4)

「木漏れ日に泳ぐ魚」

久しぶりの恩田陸さん。

  • 木洩れ日に泳ぐ魚
  • 恩田 陸 / 中央公論新社


作品によって大きく当たり外れ(というか好き嫌い)がある恩田作品の、
これは当たりのほう。
「夜のピクニック」とか「黒と茶の幻想」「真昼の月を追いかけて」系列の作品です。

一組の男女が、アパートの一室で一晩を過ごす。
たったそれだけです。
会話と回想は時空を超え、
読み終わる頃には長旅を終えた後のような心地よい疲労感。

夜の間にどれだけ感情がこじれて絶望してたとしても
少しだけ眠って朝になったら、なんだかさっぱりと馬鹿らしくなってしまった経験は
きっと誰にでもありますよね。
なんであんなに思いつめちゃってたんだろう、私。みたいな。(笑)

ミステリー要素も楽しめて、とても充実した読書体験でした。

99/100
[PR]
by yurinippo | 2008-12-01 14:35 | book | Comments(2)

「麦の海に沈む果実」

恩田陸、もう1冊。
麦の海に沈む果実 (メフィスト・クラブ)
恩田 陸 / / 講談社
ISBN : 4062101696


水野理瀬の、中学生時代くらいのおはなしです。

世間から隔絶された、全寮制の学校。
お金だけはたくさんかけられて、親からは放任された子供たち。
古くてなぞめいた校舎、美しく上品な先生やクラスメイト。

思春期の女の子が夢中になりそうな設定ですね。

私の思春期などずっと遠いところに行ってしまいましたが(涙)
ここのところ原因不明の無気力に襲われている(いつもだろ)私には
序盤から中盤にかけての、諦めと焦燥がないまぜになった理瀬の気持ちが
心に迫ってくるようでした。

…なので、ラストの理瀬の豹変振りには、
なんだか置いていかれたような気がしなくもなく。(苦笑)


そうそう、これ、恩田陸作品の中でも「シリーズ」といえるくらい
他の作品とのリンクが多いです。

読む順番としては、

三月は深き紅の淵を」→「麦の海に沈む果実」→「黄昏の百合の骨
→「図書室の海」→「朝日のようにさわやかに

てな感じかなー。あ、「黒と茶の幻想」も、どこかに入れなくちゃ。
たしか憂理が出てくるもんね。

あー、ここまで読んでやっと恩田陸ワールドが繋がってきた感じがします。
せっかく繋がってきたのに、過去に読んだ話を忘れちゃってるのが悲しいけど。

53/100
[PR]
by yurinippo | 2008-07-15 12:33 | book | Comments(4)

「朝日のようにさわやかに」

図書室の海」以来の、恩田陸さんの短編集。
朝日のようにさわやかに
恩田 陸 / / 新潮社
ISBN : 4103971088

恩田さんの魅力はやっぱり長編のほうが出てるんじゃないかなぁ。
いろんなテイストのものがあって、
どれも上手いんだけども、ちょっぴり物足りない感じがしてしまう。

あれに出てくるあの人のサイドストーリーもあるよ。そういうところは楽しい。

「赤い毬」という短編は、絶対にどこかで読んだことがあったのだけど
どこで読んだのかさっぱり分からない。
初出の雑誌名にも、まったく見覚えがない。

この短編集中、最大の謎なのです。

(なんでこんなに忘れっぽいんだろう…涙)

52/100
[PR]
by yurinippo | 2008-07-10 12:03 | book | Comments(2)

「黄昏の百合の骨」

あ、先に「麦の海に沈む果実」を読んでおかなきゃいけなかったのか!

黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)
恩田 陸 / / 講談社
ISBN : 4062123320

光より闇を、善より悪を、無邪気よりも策略を美しく描く恩田陸さん。

例によって美男美女ばかり登場するのですが
中でも主人公の水野理瀬は高校生ながらミステリアスでとても魅力的です。
数ある恩田陸作品の登場人物のうち、かなり人気があるというのも頷けます。

祖母の遺言で、「魔女の家」と呼ばれる家で暮らし始める理瀬。
誰もかれも信用ならなくて緊張しっぱなし。ドキドキしながら一気読み。

でね、(お読みになってない方には本当に唐突な話ですみませんが)
無自覚に残酷なことをするのと、悪を自覚しコントロールした上で悪をなすのと
どっちがより怖いと思いますか?

私は前者のが怖いんですよ。

だから、理瀬や、もっと言うと元祖「魔女」のおばあちゃんに
なんだかシンパシーを感じてしまいました。
実際そこまで平気な顔してはいられないけど。

48/100
[PR]
by yurinippo | 2008-06-26 15:00 | book | Comments(2)

「ユージニア」

本読み復活!   …かな?
久しぶりの恩田陸さんです。

ユージニア
恩田 陸 / / 角川書店
ISBN : 404873573X

凝った構成、神秘的な美少女、独創的な比喩の数々…
恩田陸らしさ全開の1冊。

物語の舞台は間違いなく金沢だけど、金沢という地名は一度も出てきません。
「黒と茶の幻想」で屋久島という地名が一度も出てこなかったみたいに。

それから、いろんな関係者の証言で構成されている点、
「Q&A」のようでもあります。

過去に読んだ本の題名がスラスラ出てくるの、これタグのおかげですね~。
私の記憶力だけではこうはいかなかった。(笑)

事件の関係者でもあった少女が、大きくなってから事件について取材をし
本を書きます。
でも事件は、あの夏で終わりではなかった。続いていたのです。
真犯人をずっと匂わせながら、簡単に結論には到達できません。

なかなか面白い本だったけど、私の読んだ恩田陸作品の中では中くらいかなー。
あまり手の込んだ物語だと、どうも読んでて不安感が募るのです。
「大事な伏線を見落としていたんじゃないか」とか
「え、誰と誰が知り合いなんだっけ?」とか。
単に私の注意力不足のせいですかね。

なのでほんとは、恩田さんの本はシンプルなくらいのが好きなんだなー。
贅沢だけど。

10/100
[PR]
by yurinippo | 2008-03-01 17:01 | book | Comments(2)