おうちしごと日報

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タグ:京極夏彦 ( 25 ) タグの人気記事

「爆発道祖神」「冥談」「平成お徒歩日記」

またちょっと間があいてしまいました…。
実は先週うちの夫がバイクで事故にあってしまい、
仕事も休んで家で松葉杖生活なもので、
私も生活のリズムがすっかり変わってしまい、
パンやお菓子を焼いたり全然しなくなってしまいまして。

幸い怪我のほうは大事には至らず、足首ギプスで固定されているものの
しばらく自宅療養(全治一カ月だそう)で済みそうです。

すごく不便で退屈そうではありますが。
しかも懲りずにバイク雑誌など眺めておりますが。

さて、そんな中でも本だけは読んでおります。
病院の待ち時間や、夫が暇にあかせて私の全然興味のないTVなど見ている間に
ものすごく読書がはかどります。(笑)

爆発道祖神

町田 康 / 角川書店


45/100

これ懐かし~!
かれこれ10年以上前、
新聞の夕刊に連載されてて、毎週楽しみに読んどりました。
著者による一枚の写真と、
その写真に触発された(?)掌編なのかエッセイなのか。

今読んでも面白かった。っていうか、
文体はものすごく覚えているのに内容をすっかり忘れていたので
まるで初めて読んだような楽しさ!
写真もちょっと寂れた裏通りっぽい感じで良いです。

冥談 (幽BOOKS)

京極夏彦 / メディアファクトリー


46/100

短編集です。
読んでるときはそれほど怖いとは思わなかったのですが、
ぜんぶ読み終わって、これらの共通点が
「生きているのか死んでいるのか分からないことの怖さ」
なのだと気付いたら、
何だか日常と隣り合わせに
「生きているのか死んでいるのか分からない状態」
がありそうな気がしてきて怖くなりました。


平成お徒歩日記

宮部 みゆき / 新潮社


47/100

宮部さんの時代モノが好きだし、お散歩好きだし、下町好きだし、
ってことで楽しく読みました。
題名ほど真面目でもなく、取材をかねた観光旅行で歩きが多めって程度。
ただマネして歩きたくはならないですね。
史跡を巡るというよりは、古地図と今の町を重ね合わせて想像する
『ブラタモリ』のような感じでした。

平成とはいえ12年も前ですから、写真(の服)やエピソードが相当古いような。
↑の「爆発道祖神」がぜんぜん古びないのに比べると、
やや時代を感じてしまいました。
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by yurinippo | 2010-07-15 11:00 | book | Comments(4)

「数えずの井戸」

京極作品もこれまた久しぶりに読みました。

数えずの井戸

京極 夏彦 / 中央公論新社


32/100

又市や徳次郎が出てくるのが懐かしい~~。巷説シリーズファンなもので。
「嗤う伊右衛門」「覘き小平次」に次ぐ第3弾は
「番町皿屋敷」の京極版アレンジ。
お菊のキャラもただかわいそうなだけじゃないし、
青山家の主人も冷酷なわけではないし。
「嗤う伊右衛門」でもそうだったけど、意表をついた再構築がホント面白いです。

登場人物それぞれの心象風景をかわるがわる描き、
最後にはものすごいアクションシーン。
まるで映画みたいでした。映画化するね、きっと。

ただ、ラストに謎が残ったままなのが気になる!あー気になる!!
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by yurinippo | 2010-05-31 18:01 | book | Comments(0)

「厭な小説」

帯で厭さをあおってますけど、面白かったですよ。

厭な小説

京極 夏彦 / 祥伝社


81/100

まず装丁からして古くて汚い感じですけどね。
蚊のつぶれたのが挟まっていたりして…(もちろん印刷ですが)

何をもって厭と思うかは個人によるところが多いと思っていたのですが
(だって気分が悪くなるほどキタナイ部屋に住んでる人もいるし
私も『あいつイヤな奴だよね~』と言われてる人物大丈夫だったりするし)

でもでも、この本の「厭」はぜーんぶイヤだった!!
そういう共通の厭がわかるから面白いんだろうね~~。
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by yurinippo | 2009-11-11 10:23 | book | Comments(0)

「南極(人)」「美女と竹林」

本日3つ目の本ネタ。

一つめは ”大好きな女流作家さん最近の作品”つながりで
ふたつ目は ”行ってみたい、見てみたい建築”つながりで
三つめは ”大好きな作家さんのくだらない本”つながりなんです。
(一応テーマがある)

南極(人)

京極夏彦 / 集英社


21/100

くだらないと言いつつ、にやにや笑ったりしながら読んでるわけですけど。
以前に読んだ「どすこい」みたいな感じでした。
面白かったけど、やっぱり「巷説」シリーズとか京極堂シリーズとかの続きのが、
読みたいんですよね…



美女と竹林

森見登美彦 / 光文社


22/100

この本のオチは、本にはないけど
実生活でみごとかぐや姫をゲットしたってとこじゃないかな~。(笑)
森見氏結婚の知らせを聞いて、
「モテない」とか「腐れ大学生」とかでシンパシーを感じていた読者から
「裏切られた!」などと思われてファンを減らすのでは?
と本気で心配したのは私だけじゃないはず。(笑)
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by yurinippo | 2009-04-09 17:38 | book | Comments(2)

「妖怪変化」

京極堂トリビュートってことで、いろんな作家さんが
京極堂シリーズの世界で作品書いてます。

  • 妖怪変化 京極堂トリビュート
  • 西尾 維新 / 講談社


当然と言えば当然なんですけど、
京極堂シリーズのような読み応えとかはないです。
その中の1編西尾維新さんの「そっくり」は
面白かったし京極堂シリーズの雰囲気がけっこう出ていて好きかも。

他のに関しては、
「あー、この人は京極堂がこういう風に好きなんだ~。わかるわかる。」
てな感じで、同じ京極堂ファンが集まってネタを持ち寄っておしゃべり、
みたいな感じです。

面白くなくはないんだけど(すごい歯切れが悪いな…笑)
まあ読まなくてもよいかな、と。

100/100
(おお、このタイミングで100冊達成か!)
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by yurinippo | 2008-12-01 14:51 | book | Comments(0)

「旧怪談(ふるいかいだん -耳袋より)」

はい、本日3冊目のアップです。

旧怪談―耳袋より (幽BOOKS)
京極 夏彦 / / メディアファクトリー
ISBN : 4840118795

さいきん読みたい本がたくさんあって、京極夏彦がノーマークでした。

耳袋からの現代語訳。

怖い話、というよりは、不思議な話、奇妙な話、って感じです。

説明のつかない事象をことごとく因縁話と結びつけるようなホラーではなく
不思議なことを不思議なこととして、
「こういうことがあったよ」で終わりにしちゃうところが気に入りました。
余韻が味わえるというか。
昔の人だって闇雲に迷信深かったわけじゃないですよね。
出来事と、それに対する意味付けというのは一つではないということです。

ただの現代語訳ではない、ていねいで親切な訳が良いです。
こういうの、もっと読みたいなー。

23/100
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by yurinippo | 2008-04-09 16:30 | book | Comments(0)

「前巷説百物語」

まだ御行姿になる前、青臭い若造だったときの又市も良いなー。
もしかしたら、京極堂シリーズよりこっちの巷説シリーズのが好きかも、私。

前巷説百物語
京極 夏彦 / / 角川書店


おどろおどろしい演出と重厚な文体、鮮やかな仕掛けと、やるせない読後感、
が巷説シリーズの持ち味だと思っていたのですが、
前半から中盤の4編「寝肥」「周防大蟆」「二口女」「かみなり」を読むと
むしろ爽やかさえ感じました。
海千山千、て感じの又市にも、こんな若くてかわいらしい(?)時もあったんだ!

ところが後半「山地乳」「旧鼠」になってくると雰囲気は一転、
底知れぬ闇の世界が広がってまいります。
このあたりから、いつもの巷説シリーズの雰囲気が…。
宿敵「稲荷坂の祇右衛門」がでてきちゃうと、祇右衛門の正体を知っているシリーズ最初からの読者は、その未だあらわれぬ深き闇を思って震え上がる、という寸法。
(ちと大げさか…)

この本、図書館で借りたんですけど、ラッキーなことに
本にはさまっている付録(既刊の宣伝用チラシ?)の「人物相関図」「物語の舞台を記した地図」
「事件の年表」がまだはさまっていたの!
これは返す前にコピーしとこうっと♪

あ、でも、カバー裏にあるらしい「百種怪談妖物雙六」が見られないのが残念。

58/100
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by yurinippo | 2007-06-25 18:17 | book | Comments(0)

「邪魅の雫」

とにかく読んだら忘れないうちに感想を書いちゃうのだ。
内容について触れたいのですが、ネタバレになっちゃうかも??
これから読もうとしている方は「『しずく』とは」以降ご遠慮ください。


今回の主人公は青木と益田、かな。彼らの内面も垣間見ることが出来ます。
益田のお調子者振りにも訳がある。

徹頭徹尾いつもの調子が出ない皆さんなのです。
まあ半分当事者の榎木津は仕方がないとしても。
京極堂の妖怪に関する薀蓄は聞いていた通りほとんどありませんでした。
確かに少し寂しいです。

でもでも!関口がいままでで一番まともに活躍しています!!
(隠れ関口ファン!笑)

邪魅の雫
京極 夏彦 / 講談社



「しずく」とは。
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by yurinippo | 2006-11-20 18:20 | book | Comments(11)

「ルー=ガルー 忌避すべき狼」

久しぶりに京極夏彦。近未来の設定なのに装丁はちょいレトロ。

ルー=ガルー ― 忌避すべき狼
京極 夏彦 / 徳間書店
ISBN : 4198613648



生意気にも上の娘(小6)は「この本、京極夏彦っぽくないね。」と。
彼女は妖怪の表紙が怖くて京極本に近づけもしなかったくせに女の子の活劇には
すごい興味を示す。(幼い頃すきだったセーラームーンとかの続きで)これ読む気か??

設定(と読者参加という実験的な試み)のおかげで、
前半部分はほぼ近未来社会の説明に費やされていて少々退屈。
しかし、奥付に大勢の名前が書いてあったけど、この人々のアイディアを
一冊の本に盛り込むのはさぞや大変な作業だったのだろう。
なので前半がこのボリュームなのね。むべなるかな。

後半でようやく物語が回り始め、ここから京極氏の本領発揮。
14歳の少女たちが巨悪を相手に大立ち回りを繰り広げる場面は爽快です。

しかし2030年、私も頭の固い、旧社会の人物になってるかと思うとあれだね。
確かに私たちも親世代のことはよくわかってないんだけど。
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by yurinippo | 2006-05-27 13:22 | book | Comments(0)

「百鬼夜行-陰」

あ、あの本に出てきたあの人か!
なるほどこんな過去があってあんな風になるわけね~。

ってこれじゃ何の感想にもなってないですが。

百鬼夜行―陰
京極 夏彦 / 講談社
ISBN : 406182080X




ただシリーズの本編のほうが、怪異を解体していく過程が醍醐味なのに対し、
こちらのサイドストーリーのほうは、怪異に妖怪の名前をつけておくだけ。
1話ずつはさすがに読ませるけど、短いし。
妖怪の標本、という印象を受けました。
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by yurinippo | 2006-04-17 15:02 | book | Comments(0)