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読んでよかった本2013

桜が咲き始め、春の嵐が吹き荒れて、もう1年も4分の1が過ぎました。
久しぶりすぎるブログですが、
ここで去年読んで面白かった本のまとめをしておきます!いまさら!

yurinippoの本棚 - 2013年01月~2013年12月 (11作品)
街場の文体論
内田樹
読了日:02月28日
評価5

海賊女王(上)
皆川博子
読了日:11月15日
評価5

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11冊になっちゃった、、けど1冊も削れない。

ページをめくる手がとまらず徹夜したのが「ミレニアム」のシリーズ。

海と船の冒険の本を読みたくてたくさん読んだら
大当たりがたくさんあって嬉しかった。
「ビルバオ・ニューヨーク・ビルバオ」「エンデュアランス号漂流」
「島とクジラと女をめぐる断片」「クアトロ・ラガッツィ」「海賊女王」
これ全部おススメ!

文章が上手くなりたくて「街場の文体論」「数学文章作法」「私人」

仕事・生活のもやもやとささやかな喜びに共感しすぎてやばかった
「海からの贈り物」と「カソウスキの行方」

今年も面白い本に巡り会えますように!
※ちょっと1年100冊はお休みしようかと思ってます。
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by yurinippo | 2014-03-30 22:42 | book | Comments(0)

2012年に読んだ本ベスト10 その2

残りの5冊です。

ホッキョクグマ3代の物語。自伝を書く祖母、サーカスの花形母、そして孫のクヌート。他の動物と違う白い毛皮を恥ずかしく思ったりするとことか微笑ましくて好き。


バルガス=リョサご本人がとてもプッシュされてたのでぜひ読みたいと思い手に取りました。
共に大学で学ぶ2人の青年。数年後、1人はTV番組の制作をしながらアマゾンのマチゲンガ族の語り部の謎を追い、もう1人の顔に大きな痣のあるユダヤ人青年はイスラエルへ行くと言って姿を消したまま。
前者の回想や現在と、マチゲンガ族の語り部の語る物語が交互に展開し、交わっていく。
アマゾン先住民の精神世界がなるべく失われずに、文明との衝突がなるべく軟着陸になるように、ってこんなに難しいのか。ペルーにとってのアマゾン先住民のように、内なる異世界との向き合い方が今なお文学のテーマとなることが、悩み深さを表してる気がする。


ああ、皆それぞれの宿屋めぐりをしている。正しい選択をしているかどうかはわからない。主人公だけが弱くて狂っているのではない。とても恐ろしい。


面白かったー!伊藤計劃の未完の作品を円城塔が書き継いだ、ってことですごく楽しみにしてたんですが、その期待は裏切られなかった。良かった。割合はだいたい円城風味80%ってとこでしょうか。
伊藤計劃も円城塔も、登場するガジェットをどれだけ面白がれるか、パロディの元ネタをどれだけ知ってるかが、作品を楽しめるかどうかの分かれ目のような。まあしかし、この作品に関してはそれほどわからなくても、キャラは立ってるし愉快なドタバタアクションもあるし、かなりエンターテイメント性が高いと思いました。
生と死、意識と言葉、語る者と語られる者、などを深く考えさせられました。こないだチョムスキー読んだばかりだったから余計に。


何から書いて良いのか分からない。
「自分探しの旅」って揶揄の対象だけど、これって究極の自分探しだよなー。途轍もない大冒険の末に手に入れた視点と悲しみはほとんど神のものに近いんじゃなかろうか。
もっと若い時にちゃんと読んでおくんだった。


どの本も面白かった。今年もたくさんの良い本と出会えますように。
池澤編世界文学全集の続きをやっつけるのが今年の目標です。
…できるかなぁ。
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by yurinippo | 2013-01-18 15:29 | book | Comments(0)

2012年に読んだ本ベスト10 その1

昨年は100冊に達しなかったので
ベスト10を選ぶと大甘になってしまう気がする。

でもやります。
特に順位はつけません。

オスカーにも家族にも降りかかる「フク」(カリブ海の呪い)。
オスカーのNerdっぷりはハンパなく、日本のオタクはオスカーに土下座してあやまんなきゃいけないくらい。
ドミニカの恐ろしい独裁時代が今でも暗く影を落とす物語であるのに、全編そこはかとなく喜劇調であったり。
原注、割注も、それだけで読めるほど面白かった。


数学が苦手でも楽しめます。フェルマーの最終定理に魅せられた数学者アンドリュー・ワイルズの挑戦、紀元前からの数学の歴史、若くして亡くなった天才数学者。などなどドラマがいっぱいでした。
自分一人では答えの出ない難問を、過去や現在の成果を駆使して証明を積み上げていく様子は感動します。また逆に、難問に挑戦していく過程で数学的に非常に重要な発見がなされて行くのもわくわくします。


これはいわゆる「チーム男子萌え」ですな!
個性的な面々、誰か一人が欠けてもダメなチーム。
努力、友情、反発に仲直り…

しかも、素人同然のメンバーで、たった一年で
箱根駅伝を目指すという無茶な目標設定。

でもそういう紋切り型に収まりきれない
不思議なリアリティがあるんですよね〜
一晩で一気に読んでしまいました。面白かった。

私自身が走るの苦手なので、
箱根駅伝なんてあんな苦しそうな競技
とても見ていられないのですが、
来年は見てしまうかもしれません。


ひんやりと薄甘くて透き通るような静かな世界が「西瓜糖」という言葉にぴったり。
ブローティガンは詩人だけあって、小説だけど詩みたいでした。
深読みしようと思えばいくらでも出来るけど、あえてそうしないで、言葉の間をたゆたうように味わいたい本。
なぜか「銀河鉄道の夜」に出てくる鳥を捕まえてお菓子にしてしまう場面を思い出しました。あれはきっと西瓜糖の味だと思う。
西瓜糖もあの鳥も、すごく死に近い場所にある甘さだと思う。


面白かった~。適度に知的で適度にワクワク、控えめなラブストーリー。
幻の名画に隠された謎。
アンリ・ルソーの絵って怖くて少し苦手だったんだけど、この本読んだら無性に見に行きたくなった!美術館行きたい~!


長いと言われたので続きは次の記事で。
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by yurinippo | 2013-01-18 15:26 | book | Comments(0)

2011年に読んだ本ベスト10

2011年に読んだ本まとめ、をするの忘れてました!

今年は特に順位をつけず、10冊あげます。

月ごとのまとめの他、ブクログにも感想を書いているので
もしよろしければそちらもご覧下さい。
ちょうど今年は5つ星が10冊だったので、選ぶ作業がカンタンでした♪
読んだ本も、ちょうどぴったり100冊でした♪


ざらざらベタベタの気持ち悪さが読み終わっても取れません。
こんな暮らしをする人はいないだろうけど、何だろうこのリアルさは。
あれほどまでに切望した自由が、いつの間にか価値を失っている。

昨今不況のなかで「手に入るものだけで満足することが幸せ」などという言説を良く耳にするけれど、この本を読んだ後ではなんとグロテスクに聞こえることか!



イタロ・カルヴィーノ,ダニロ・キシュ
河出書房新社
発売日:2009-09-11

「庭、灰」子供の頃の記憶は真珠に似てる。硬くて尖った小石を腹の中に飲み込んで、痛くても吐き出すことも出来ずに何年もかけて柔らかい膜で舐めて丸めてくるんでくるんで、出来上がった美しい宝石。第二次大戦下の東欧、ユダヤ人の父の不在、厳しい暮らしが核だけれど、なぜかやさしい輝きにつつまれているのです。

「見えない都市」マルコ・ポーロがフビライ汗に語る都市の物語。それらの都市が実在するかとか、そんなのはどうでも良くて、語ることそのものが全て。架空の都市は私達の世界の寓意。とても面白かった。何度か読み返しそう。



伊坂 幸太郎
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日:2010-09-23

グラスホッパーの登場人物がまた出てきます。手に汗握る展開で一気読み。あの中学生憎たらしいねー!
ちょうどウルフの『灯台へ』を読んだばっかりだったので蜜柑に好感。



ちょうどこの本を買って読んでいるときに、訳者・選者の池上先生が亡くなったことを知って読み終わることができなくなってしまった。少しずつ少しずつ読んで、とうとう最後まで来てしまった。また最初から読み直す。



ウンベルト・エーコ,ジャン=クロード・カリエール
阪急コミュニケーションズ
発売日:2010-12-17

エーコとカリエールの博覧強記ぶりに圧倒される。が、易しい言葉でユーモアを交えた語りでとても読みやすい。紙の本への愛にあふれた一冊。特に最後の章にはあらゆる本好きの心を温める言葉が。先日読んだ「切りとれ、あの祈る手を」と読み比べると、本礼賛は同じでも、やはり年の功だねぇという感じ。懐がすばらしく深いです。



美しい海と、生き生きとした海の生き物の写真。写真を見てるだけでもわくわくするし、海の知識も自然と身につく良書。装丁も素敵。



素晴らしかった。男の一代記で、女の三代記。波瀾万丈で摩訶不思議、でもこれが南米のリアル。ガルシア=マルケス「百年の孤独」との類似を指摘する人もいるみたいだけど私はそうは思わない。似てるって言ったら桜庭一樹「赤朽葉家の伝説」だわ。



一気読み!
自転車ロードレース面白い。でも怖い。面白さの大部分が危険と隣り合わせのスリルなのだとしても魅力的です。推理小説としても面白いし。あまり内容に言及するとネタバレになっちゃうから書けないのが残念。



様々な場所と、出会いをテーマにした短編集。小さな出会いが忘れがたいものとなる瞬間。どれも好き。



文系暗殺者 vs 言葉を操り人々を虐殺に駆り立てる言語学者。設定も面白いと思いましたが、ディテールがとにかく私のツボ!チョムスキーとか、ケビン・ベーコン・ゲームとか。生成文法や実在の問題みたいに観念的な話をしているかと思えば、SF的ガジェットや戦場のシーンは妙にぬめぬめと皮膚感覚で気持ち悪いし。ラストは衝撃。

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by yurinippo | 2012-01-19 18:15 | book | Comments(2)

2010年に読んだ本ベスト10

新春恒例(?)
おうちしごと日報的 2010年の本ベスト10です。

例年ここで新年の抱負など述べるところなのですが
紙面の都合で割愛させていただきます。
...本当は去年の目標が全くダメだったので恥ずかしいからです。

とかいうと去年の目標がなんだったか気になりますか?
ではこちらからどうぞ。→2009年に読んだ本ベスト5

ま、後悔はしても反省はしない(そりゃダメだろ)、懲りない私ですので
今年も100冊くらいを目安に読むと思います。
無理せず読めるのがちょうどそのくらいなのです。
本好きの方、yurinippoへのおすすめ本どうか教えてくださいね!
好き嫌いは少ないほうですので。

では早速始めましょうか。

あ、
これも毎年言ってますが、
2010年にyurinippoが読んだ本、であって、
2010年に出版された本、とは限りません。何冊かはあると思いますが。


第1位。
町田 康
中央公論新社
発売日:2008-02

分厚いけれども河内弁のリズムと軽妙な文体で一気に読ませる。
町田康はやっぱりスゴイ!

↑1位にしてはやけにあっさりとした感想ですね!びっくりした。
これはブログにちゃんと感想書いてました、かろうじて。→こちら


第2位。
自分だけで完結していた少年時代から、
継母という他者を得て大人になり始める。
美しい痛みに満ちた成長物語。

ナポリ湾に浮かぶ小さな島で過ごす
一人きりの少年時代の描写が涙が出るほど美しい。

これはホント好き。
「アルトゥーロの島」と「モンテ・フェルモの丘の家」の2作収録されているのですが、
とくに「アルトゥーロの島」が最高でした。
感想は →こちら


第3位。
小川 洋子
文藝春秋
発売日:2009-01-09

小川洋子さんほど喪失感を美しく描く作家はいないと思う。切なくて温かい読後感。人生に本当に大切なものは、ほんの少しでいいのだ。それが広い宇宙とつながってることを知っていれば。

小川洋子さんはどの本も大好きなのですが
これは特に!
このあたりから、
blogとブクログの両方に感想書くのが大変になってきて、
ブクログの方に吸収合併しちゃってるんですよね...

4位から10位はこちら。
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by yurinippo | 2011-01-05 14:49 | book | Comments(6)

2009年に読んだ本ベスト5

すみません。
2009年は読んだ本が100冊いかなかったので(94冊でした)ベスト5にします。
でも、去年の初め、私は何と言ってたかというと

>今年は読書量ではなく、読書の「質」を高めることを目標にしたいですね~

>・古典を読む。(読んだけど忘れたのは読みなおす。)
>・読書友達に「これ良いよ~」とすすめられた本を読む。
>・同じテーマの本はまとめて読む。

>を、今年は心掛けたいと思います。

だそうですから(←他人事みたい…)
古典というか、名作は積極的に読んだし、
同じテーマの本は割と意識して読んだし、
薦められた本、、の部分は多少不足でしたが、
目標達成!とまではいいきれませんが、私にしてはまあまあだったかも。


で、せっかくですからここで今年の読書の目標。

拙ブログをお読みくださってる方はとうにご存知ですが
ワタクシ、どんなにいい本を読んでも、感想がお粗末だったと思うのです。

なので、今年は「読んだらちゃんとした感想を書く!」ことを目標にする。
そしてさらにできれば、読書ブログを独立させたいかなーと。
あ、これは「できれば」の話で、当面は今まで通りごちゃ混ぜになりそうですが…。
(と新年早々、すごい弱気)
もうちょっと検索しやすく、カテゴリ分けも分かりやすく、
インデックスなども付けたいし…と目標ばかり膨らむのですが。


とここで、唐突に本題のベスト5、いきます。



第1位

楽園への道 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-2)

マリオ・バルガス=リョサ / 河出書房新社



2009年は私の中に「ゴーギャン」ブームが訪れていたのですね。
それから「池澤夏樹・個人編集」ブームも。
というわけで、yurinippo的2009年を代表する本として1位に選ばせていただきました。

海外文学に余りなじみのない方も、とびきり面白いのでおススメです。

感想は→こちら!


第2位

一瞬の風になれ(全3巻セット)

佐藤 多佳子 / 講談社



私が過ごさなかった高校生活、
あらかじめ失われた青春、(意味不明)
への熱い羨望を込めて!!!(笑)

感想は→こちら!


第3位

戦場の画家 (集英社文庫)

アルトゥーロ ペレス・レベルテ / 集英社



存在の耐えられない軽さ (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-3)

ミラン・クンデラ / 河出書房新社



官能と残酷さのバランスが何となく似ていて、
しかもどちらもすごく読み応えがあったので同点3位に2冊入れてしまいます。

感想は 「戦場の画家」はこちら
     「存在の絶えられない軽さ」はこちら

4位はとばして、第5位

僕僕先生

仁木 英之 / 新潮社



これを読んだ後、シリーズものだということが分かって
しかも続けて読んだそのシリーズがどんどん面白くなっていくのです!
次回作への期待値もプラスして、第5位です。

感想はこちら。続編は「薄妃の恋」「胡蝶の失くし物


おまけでもう1冊…

人間の土地 (新潮文庫)

サン=テグジュペリ / 新潮社



これは去年のベスト5にあえて入れませんでしたが
yurinippo的オールタイム・ベストなのです。
これを超える本に出会いたいような、出会いたくないような。
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by yurinippo | 2010-01-06 18:09 | book | Comments(10)

2008年に読んだ本ベスト10

「一年で100冊読む」というのをここ2年ほどの数値目標にしておりましたが
特に頑張らなくても100冊くらいは読むことがわかったので、
今年は読書量ではなく、読書の「質」を高めることを目標にしたいですね~

・古典を読む。(読んだけど忘れたのは読みなおす。)
・読書友達に「これ良いよ~」とすすめられた本を読む。
・同じテーマの本はまとめて読む。

を、今年は心掛けたいと思います。


さて。

過去1年で読んだ本を振り返る企画、今回もやります。
独断と偏見で選んだおうちしごと日報的、ベスト10。
毎回言ってますけど、去年出版された本ではないです。私が去年読んだ本。

以前は半年ごとだったのを1年まとめてやるとなると、結構大変…

では、フツーに1位から…
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by yurinippo | 2009-01-05 12:08 | book | Comments(10)

2007下半期ベスト10

年末にやろうと思っていたのにすっかり忘れておりました…
半年前に読んだ本なんて、はっきり言って全く覚えておりませんが(笑)
ちょっと思い出すためにも(間違えてもう一回買ったり借りたりしないためにも)、
半年に一度はおさらいしておかなくては。

というわけで、おうちしごと日報的、2007年下半期(に私が読んだ本)ベスト10!
 
どんな本を読んでいたかというのはここをクリックしてみてください。このうち7月から12月までの分、全52冊です。

ちなみに2007年上半期ベスト10はこちら

発表します!(ちょっと長いです)
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by yurinippo | 2008-01-07 11:33 | book | Comments(10)

上半期ベスト10

今日は6月30日。一年の折り返し地点でございます。
今年読んだ本も60冊とキリの良いところまで来ましたので、
ここで2007年上半期・おうちしごと日報的・本のベスト10をば。

ダラララララララ…←ドラムロール

あ、「出版された本」じゃなくて「私が読んだ本」ですので、
それはご承知おき下さいませ。

「発表します!」
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by yurinippo | 2007-06-30 12:01 | book | Comments(4)