おうちしごと日報

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「ブラックぺアン1988」

チームバチスタのシリーズの登場人物の、若かりし頃。

ブラックペアン1988
海堂 尊 / / 講談社


今まで読んだ海堂さんの本の中で、一番良かったかも知んない。

1988とは1988年(昭和63年)のこと。
新米医師の世良を語り手に、
高階は外科手術の改革を目指す講師として、
おなじみの速水、島津、田口は学部生としてちょっぴり登場。
(田口医師の『手術が苦手』エピソードも!)
藤原看護師は婦長さんだし、猫田、花房といった看護師さんたちも若い!
…といったシリーズものならではの楽しみもあり。

病院内外のどろどろした権力構造の怖さ、
そしてそれとは対照的に、医師たちの高潔な使命感、
が一番の読ませどころかとは思うのですが
私がこのシリーズ通してすごいなぁと思うのは、
何といっても、(不謹慎なのは百も承知で)迫力の手術シーンですね!
実際の手術がどんなものかは想像もつかないのですが
手に汗握る緊迫感、鮮やかな手さばきは、なんだか美しくさえあります。

それから、物語の筋とは関係ないところなんですけど
奥付の著者プロフィール最後にある

「現在も勤務医。」

この一行に痺れました。
勤務医が、海堂さんの小説通りの激務ならば、
一体いつ、こんなにたくさん書いているんだろう…。すごすぎる…。

39/100
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by yurinippo | 2008-06-04 13:42 | book