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おうちしごと日報

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「流星ワゴン」

人にすすめられるとどうも読まずにはいられないのです。
これはバイト先の方に教えてもらった本。

流星ワゴン
重松 清 / / 講談社
ISBN : 4062111101

人生の分かれ道、取り返しのつかない瞬間、て、ありますよねぇ。
ああ、あの時、ああすればよかった、と。
この本の主人公と違って、今そこそこ幸せだと思っている私でも、それはあります。

それを、一つ一つ辿って行って、結果を変えられないまでも、
自分の中で納得することが出来たら。

これは父と息子の物語です。
自分の父が自分と同じ歳だったら、友達になれるだろうか。
父は自分と同じ歳の時、どんな風に思っていたのだろうか。
息子のことを、本当に分かっているのだろうか。

私は誰かの父親にも息子にもなれないもんで
父と息子の関係、というか、その間に流れるぎこちない空気のことを
本当には分かっていないと思うんですけど。

なんとなく、これは私の勝手な印象ですけど
父と息子は、理解し合えないとずっと思い続けて、
でも、所詮は親子、とても似ているのだと思い知る。

(母と娘は、ずっと同じものを共有していると信じ続けて
最後にそれほど分かり合えてもいないのじゃないかと思い知る。)

途中何度もウルッとくる場面があって参りました。
…やっぱり子供が死んじゃうのはダメーー。(←本筋ではないかもしれませんが)

27/100
by yurinippo | 2008-04-28 22:50 | book