2005年 10月 26日
「半眼訥訥」
「マークスの山」の高村薫さんの随筆です。
1993年あたりから、1999年くらいまでのことが書いてあります。
この頃私は子供が小さくて毎日必死に生活してたけど、
阪神淡路大震災とか、地下鉄サリン事件とか、
不況とか、すごく将来に対する展望のくらーい時期だったような…。
なのでこの本も、
「全く今の子供ときたら…」「若い親ときたら…」
「昔はこうじゃなかったな…」というぼやきだらけの一冊なのです。
最近はこの頃に比べて時代の空気が明るいような気がするけど、
それは、いまは時代が激しく変化するのは当たり前で、
ひどい事件や天災が起きるのも日常茶飯事で、それらのことに対して
いちいち良く考えないのが正しい態度になってしまっていることに
過ぎないんじゃないかと。
すぐそこに来ている危機のことを
見ないふりして脳天気に生きているだけなんじゃないかと。
そんなことを考えました。
半眼訥訥
高村 薫 / 文藝春秋
ISBN : 4167616025
1993年あたりから、1999年くらいまでのことが書いてあります。
この頃私は子供が小さくて毎日必死に生活してたけど、
阪神淡路大震災とか、地下鉄サリン事件とか、
不況とか、すごく将来に対する展望のくらーい時期だったような…。
なのでこの本も、
「全く今の子供ときたら…」「若い親ときたら…」
「昔はこうじゃなかったな…」というぼやきだらけの一冊なのです。
最近はこの頃に比べて時代の空気が明るいような気がするけど、
それは、いまは時代が激しく変化するのは当たり前で、
ひどい事件や天災が起きるのも日常茶飯事で、それらのことに対して
いちいち良く考えないのが正しい態度になってしまっていることに
過ぎないんじゃないかと。
すぐそこに来ている危機のことを
見ないふりして脳天気に生きているだけなんじゃないかと。
そんなことを考えました。
半眼訥訥
高村 薫 / 文藝春秋
ISBN : 4167616025
by yurinippo
| 2005-10-26 16:56
| book