おうちしごと日報

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「灯台へ/サルガッソーの広い海」

またまた間があいてしまいました。
特にネタはないですが、本だけは記録しとかないと忘れちゃいますので
頑張ります。

灯台へ/サルガッソーの広い海 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 2-1)

ヴァージニア・ウルフ / 河出書房新社



48/100

昨年来、ちょこっとずつ読み続けてきた池澤夏樹編世界文学全集も
とうとう第2集に入りましたです。
でも全集そのものは第3集の刊行に入ったようです。
(なかなか追いつかぬ)

しかしわが市の図書館も、ようやく重い腰を上げ、
この全集の一括購入に踏み切ったようですので、これからはもう少し借りやすくなる。はず。

ヴァージニア・ウルフの「灯台へ」は、
登場人物の心の動きを詳細に追っていく手法が、
はじめ退屈で退屈で、読みとおせるか心配だったのです。
でもその手法が、平凡な人々が過ごす平凡な一日が、
なんと複雑で彩り豊かなものかを浮き上がらせていくにつれ、
どんどん引き込まれて行きました。

ある一日と、長い年月(端折って記述してある)を挟んだもう一日の、
たった二日間の描写にもかかわらず、
人生の豊かさと儚さの両方が、そこにはありました。

それからジーン・リースの「サルガッソーの広い海」。
植民地生まれ、という出自によって不幸へと転がり落ちる女性の話。
愛とかお金って、
欲しがれば欲しがるほど逃げていくものなのでしょうか。
だとしたら切ない。
そしてそういうお話は決して少なくない。
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by yurinippo | 2010-07-29 14:42 | book